更新しました！
ちょこへ＊「つないだ手」
現パロでにょたこへになりますのでご注意くださいませ。
最近たくさん構ってもらっている七日目。のサイさんの素敵テキスト「特等席きみのトナリ」の設定をお借りさせていただいております。もうほんと、このお話、いや、サイさんのかかれるお話はもう全部大好きなんですが、特にこのお話は本当に大好きなので、まさか自分が関われるだなんて思いもしてなかったです↑↑　書いていいよーと言ってくれたサイさんには感謝してもしきれませんありがとうございました！！
こっそり細かいネタ等を引っ張ってきているのでぜひサイさんのお話を読んでからどうぞ！いや、むしろこの話は全く読まなくてもいいのでぜひサイさんのお話を読んでください＞＜そしてこっそり感想を語り合いましょう・・・！

そしてこそこそbkmを整理しました。大好きなサイト様をいくつかお迎え！
あ、あと、ちょっと前ですが携帯の方、2010年までに書いた食伊をログとしてまとめました。あの量はちょっと自分でもどうかと思う・・・。


今日はちょこへ。今度は室町です。
長次が怪我してますので苦手な方はお気を付けください。

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そっとその頬に触れると確かな温かさだけが指先に残る。長次が目を覚まさなくなってもうすでに一晩。峠は越えたと伊作は言ったけれど、長次が目を覚ます気配はまだない。

「長次」

名前を呼ぶ。いつもよりもずいぶんとよわよわしい、震えている。こんな声では長次を呼びもどせないと思うのにそれ以上言葉を紡ぐことなんてできないのだ。ゆるゆると落ちてくる涙がそっと、そっと、長次の横たわる布団に染みを作る。

「好きだ、長次」

ぼろぼろ、ぼろぼろと溢れてくる涙と共に言葉が勝手に零れていった。なぞった口角がすこし、少しだけ動いた気がしてもう一度名前を呼ぼうとしたけれど、つんとした痛みが全身を襲って、なにも言えないのだ。


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クチナシの花/Kous
曲だけで聞くとすごく悲しいんですが、hieさんのPVつきで見ると最後の解釈が違って聞こえてて、どちらかというとそちらの解釈がちょこへっぽいよなぁといつも思ってます。ちゃんと長次が目覚めますよ！