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「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
04.19 *Sat
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10.28 *Thu
さむさむさむ!10月だけどマフラー出した!
しぞーかは温暖地帯と言われますが、だから暖かいわけじゃなくてしぞーかに居続けて20年の私には限界の寒さなんですよ・・・と寒くなるたびに思う。もっと寒い地域ではたぶん暮らせない。というか地元には空っ風と言うのがあってだな・・・。大変風が強い日は電車待ってると「本日は風が強いので手荷物を飛ばされないようお気を付けください」ってアナウンスが入るレベルです。

そういや文化祭の日が台風とどっかんしそうで^p^状態です。
どうなるんだろ。延期もいやだけれど中止も困る・・・


以下なんかこう、うまくまとまらなかった竹くく。
なんか兵助君が非常に暗いです。



 まだ冬も片足を突っ込んだくらいだと言うのに木々を揺らすのは驚くほど冷たい夜風で、耳がきんと鳴っている気がする。風に揺れる空には零れ落ちそうなくらい星が瞬いていて、隣で竹谷が息を吐く音。吐きだされた白い呼気は冷えた夜空に音もなく消えていった。

「さみーな」

 隣で竹谷が呟く。ざっざっと歩く道にまだ雪はないけれどそのうちこの場所も白い地面に覆われるのだろう。冬の気配を胸一杯に吸い込む。目が覚めるような気持ちになる冷たい空気はけして嫌いではなかった。ただ、しんと痛む場所があるのは臓腑の温かさと馴染まない冷たさを一気に取り入れたからではないだろう。この冬の終わりは、あの学園で過ごす最後の一年の始まりだということは、いまさら考えるまでもなく明らかなことだったから。はぁ、と少しだけ深く息を吐き出した。先ほどの竹谷のそれと同じようにゆっくりと空気を白く染め、あっけなく霧散した。
 行く先を見つめるように空を見上げる。ゆらゆら、揺れる木々に合わせるように見え隠れする星。零れ落ちそうで零れないそれは、ただ夜空を彩る。いつの間にか立ち止まっていたらしい。兵助?不思議そうな声音でこちらを振り向いた竹谷が一歩、二歩近づいてくる。

「人は死んだら星になるらしい」

 唐突に呟いた言葉は白く染まって、その言葉に一瞬面くらったようにえ?と竹谷が足を止めた。人一人分、見つめあうにはちょうどいい距離。突然、どうした?触れてくる手はこの冷たい空には似合わない暖かさを持ってじんわりと身体に染み渡っていく。それなのに先ほどから絶え間なく痛みを主張する場所はその暖かさにも痛みを忘れることはない。

「―なんでもない」

 だけど、痛みを忘れたふりをする。自分たちがどうなっていくかなんて考えないことにする。単純な竹谷はなんだそれ、と笑い飛ばしてくれるから、笑い飛ばしてくれるなら、それでいいと思った。
 人は死んだら星になるらしい。流れ星は人の死を予告するらしい。もし自分が死んだらどうするだろう。星になって夜空の下に竹谷を見つけたらきっと飛んで行ってしまう。それはもしかしたら竹谷を殺してしまうのかもしれない。だから、俺が死んだら竹谷は夜空を見ないでいて、なんて身勝手なお願いを言葉にしてしまいそうになったけれど、―たぶん一生言わない。



ネタ詰め込みすぎてまとまらなかっただなんてそんなばかな。
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