というわけで更新です(｀・ ω・´)
食伊＊「崩れゆく均衡」
どんだけ安定悪い衝立なんだよっていうツッコミはすみません……自分でも書きながら「こんなに簡単に倒れたら意味ない」って思ったんですがまぁ食満伊の部屋だから何があってもおかしくないかな、とか。
昨日のあれは前ふりのつもりはなかったんですが日記書いてたら書きたくなったので一気にがーっと書いてました。勢い大切。

拍手たくさんありがとうございます！六はの日記念ですね////
コメントくれた方も本当にありがとうございます！！私も大好きですちゅっちゅー！これからもこっそりこそこそ更新していきますのでどうぞよろしくお願いいたします！

今日はもいっちょ一文も食伊！

＊

『右手首から先の欲望』


しなやかな右腕をゆっくりとなぞる。だらりとうつぶせに寝そべったままの伊作はこちらの行動にくすりと笑った。
「なに、留三郎」
情事の後の少しかすれた声が部屋の空気を揺らす。左手はぐちゃぐちゃになったままの伊作の髪の毛をとかしながら、右手は伊作の手の甲をするりと撫でる。そのまま指と指を絡ませるとまた伊作がふふっと笑った。
「どうしたの、留三郎」
左手で掻きわけたうなじに唇を落とす。伊作のうなじは健康的な色をして、だけど情事の後のそれは汗でしょっぱい。甘くないんだななんてぼんやりと思っていながらぺろりと口づけした場所を舐めた。ぞくりと、繋がった指先から伊作が震えたのが伝わってくる。きゅっと力の入る指先が愛おしくて仕方なかった。
「もういっかい」
甘い声で囁けば、伊作が頷くことを知っている。


＊
title by 遠吠え