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「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
01.19 *Sun
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04.25 *Mon
実はまだ今日のにんたま見れてないんですがとにかく久々知が久々知らしいのでとても楽しみです。たぶんあさってか、遅くとも今週末。まとめてみるんだー!心の高ぶりが半端ないです。えへへ。

本日も拍手ありがとうございます!
え、まさかとは思うんですがタソガレ期待してとかじゃないですよね;;そうでしたら子供たちばかりで申し訳ないです。あんな大人の魅力むんむんの人たち、ほんと書けない・・・(´・ω・`)


今日はたまに拾わないと行方不明になっちゃうついったろぐ食伊。
ここ何日か、私は眠ることばかり考えているようです。




緩やかな朝日にゆっくりと目をあけると伊作の髪が顔を襲っていた。もしゃりとこちらの顔をくすぐる本人はまだ夢の世界らしい。とろりとした声で「助けて留三郎」だなんて、夢でも穴に落ちているのか。なんとなく幸せな気持ちになってその髪に顔を埋める。伊作の匂いが身体中に浸透していく。



先程まで明るかったはずの空は重い灰色。冷たくなった風にぶるり、身震い。だけれど暖めてくれる指先にはもう頼れない。不要な気持ちは全部長屋に置いてきた。「さよなら、留三郎」だからこれは願いも思いも込めない薄っぺらな言葉。だけど確かに、世界が終わる音だった。



雨の気配にゆっくりと目を開くと、なぜか携帯電話のシャッター音。あ、なんで起きちゃうのさあ、と朝の挨拶より早い伊作の文句が耳をくすぐった。
「なにしてんの」
「留が間抜け面して寝てたから」
待ち受けにしようと思って?伊作はそんなことを言ってにっこり笑う。だから、なんだそれ、と困った顔で笑い返す。それからふと、もっと似合いの待ち受けにしてやろうか、そう思って伊作の携帯を奪った。
「あ、なにすんの」
取り返そうと動いた伊作の手を取って、素早くおでこにキス。「へ?」と間抜けな伊作の声が雨音とシャッター音に紛れていった。



とろとろと眠りに落ちてしまいそうだった。耳になれた音楽、霞む視界の先にはテキストに必死で目を通す留三郎。緩やかに動くその瞳が見つめる文字にまで嫉妬するなんてことはないけれど、暇で暇でその視線にこちらを向いてほしいと願う。―やっぱり妬いてるかも、しれない。
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