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「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
04.19 *Sat
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12.19 *Sun
ストックとかしてられない自分乙。

そんなわけで本日もrkrn更新です。
竹くく*「慈雨」
妹に読ませたら「竹谷ないわ、おっさん発言だわ」と言われました。久々知限定おっさん回路になってしまう竹谷が好きです。竹くくが好きです。5年生が好きです。

現実逃避の一環なのか、文章書いている間が幸せすぎる。


以下ついったお題ったーさまがおっしゃる通り食伊。
雑渡さんにあって不安定な食満。いつもよりだいぶへたれです。



「二番目なんて嫌なんだよ」

留三郎が呟いた。鋭利な三日月が浮かぶ冬の空。言われたことがわからなくて足を止めて振り向いた。なにが、二番目?聞こうとした唇は留三郎の目からころりと涙が零れ落ちたことで止まった。

「え、え、どうして泣いてるの留三郎!」

こんな寒い中泣いたら頬が凍っちゃうよ?!慌てて自分の袖で無理やりその頬を拭く。ひんやりと冷たい留三郎の涙、さっきまでは暖かかったのだろう留三郎の涙。それがひどくきれいでもう一度ぼとりと落ちたそれをぬぐうのをためらった。ぼとり、足元まで落ちて三日月の冷たい光の元に円を描く涙。

「お前、俺よりもあいつがいいんだろ」

涙を流したまま留三郎が言った。あいつとは先ほどまでふたりで会っていたタソガレドキの忍び頭のことだろうか。もし留三郎が彼との仲を疑っているというのならそれは邪推だろう。留三郎にしか、許さないのに。口づけること、それ以上も。だけれどそれを言う気はなかった。そう言って泣いてくれる留三郎がこの上なく愛しいだなんて、ひどいことを思っていたから。




kdukiさんへのお題は『二番目に甘んじてるのは嫌になったんだ・冷たい月の元で・綺麗なものには触れられない・涙(るい)・どんなものよりも愛らしい』です。 http://shindanmaker.com/35731

ぜんぶはいったかな?よわよわしい食満さんですいません。
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