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「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
01.12 *Sun
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06.20 *Mon
三の段のジャケットが本気すぎてにやにやがとまらない。

拍手、そして30000hitのあれこれたくさんありがとうございます!
あしたあたりにはちゃんとお返事と今までいただいたリクエストをまとめたのをあげたいなぁと思っていますので少々お待ちくださいませー!明日はっすみ!なのでたまりにたまったDVDの中身の整理をしようと思います。18期すら未整理なんだぜ……もういっぱいいっぱい/(^o^)\

今日は現パロ食伊。
本当はもっと続けようと思ったんですがオチが行方不明になったので。



 じりじりと世界を焦がしていく太陽が容赦なく光を降り注いでいる。申し訳程度に窓際につるされた風鈴が軽やかな音を立てるけれど、残念ながらその音に涼しさを感じられるほど風流な人間ではない。吸い込んだ空気もむわりと熱を持っていて、身体の中から暖められているみたいだった。夏真っ盛りとでも煽りをつけたくなるような入道雲が青い空をもくもくと浸食している。

「留三郎!」

 はしゃいだ声で伊作に呼ばれて、のろのろとそちらに顔を向ける。この、座ってるだけでも汗が滲んでくる気温の中、いったいなにを思ったのか、物置を漁っていたらしい。普段の伊作だったら絶対にそんなことはやらないからたぶん、とてもくだらないことを思いついたのだろうなと思っていたのだろうけれど。
 振り向いた視界に入ってきたものを見て、自分の予想が当たっていたことがわかった。にこにこと笑っている伊作の両腕には、最近では見なくなった気がするビニールプールが抱えられていた。あの、小さい子が入るような、キャラクターが床になる部分にかかれていたりして、膨らますと丸い形になるチープな簡易プールだ。正式名称があるのかもしれないが、残念ながら知らない。

「・・・・・・どうしたんだよ、それ」

 どう?なんて嬉しそうにそれを持ったまま一回転した伊作に、脱力しそうになりながらも聞いてやる。こちらの様子なんて気にもしない伊作はやっぱりいい笑顔で「留三郎と遊ぼうと思って」なんてあっけらかんと言い放つのだ。

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