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「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
06.24 *Tue
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12.24 *Fri
日付変わるのと同時に更新しました!
食伊*「世界一甘いキス、かはわからないけど」
クリスマスのお話です。いちゃこらちゅっちゅっしてればいいよ。
私は食伊があれば生活を充実させることが出来る、そう、リアルの恋なんていらんかったんやー!(うそですうそですちょっとときめく恋とかしたいです)(急募:竹谷)(けど久々知と張り合う気はない)(竹くくもいちゃこらしてくれればそれで満足だよ私!)(あれ?)

えねちけーのクリスマスプレゼント(お誕生日回の再放送)にうっきゃー!!状態です。サンタ・・・サンタはそこにいたのね。(かなり混乱しております)(だってまさかこうぶちあたるとは思いもせず)(もう食伊にやにやにやにやにや///)
明日の木下先生の出番も楽しみすぎて爆発しそうです。
画面の端に勘ちゃんを捜す簡単なお仕事!うおおおもだもだもだ!


拍手もいつもありがとうございます多謝!


以下ついったろぐ食伊です。




よく足だそうなんて気になるよね、もこもこに着膨れした伊作が言った。冷たい風が痛い12月の終わり。自転車に乗った女子高生の一団の笑い声、風にはためくミニスカート。どうせなら伊作も足出せばいいのに、そういうと無理と返された。そんなの留三郎とのベッドの中だけで充分だと小声で付け足して。



せっかくの皆既月食だというのに西から雨が迫ってきているらしい。残念だね、並んでニュースを見ていた留三郎にそういう。「お前、どうせその時間になったら忘れてるだろ」そう笑われたから頬を膨らませたけど否定はできなかった。留三郎を見ている方が楽しいんだものと苦し紛れに呟いた。



かちこちかちこち、時計の音。耳をすまして目を閉じた。頭をのっけた留三郎の膝の上は暖かで漏れるあくび。「猫かよ」留三郎の手がわさわさと頭を撫でた。猫ならばよかった。時計の意味を知らない猫になって留三郎に愛してもらえたならよかった。「にゃーん?」そう鳴くと変だと笑われた、ひどいなぁ。



「留三郎の鼓動の方が少し早いんだ、知ってる?」こちらの胸に頭を乗せた伊作が言った。なにも纏わない肌をくすぐる伊作の癖毛に笑いを洩らしながら「お前が圧迫してるからじゃねぇの?」と返した。その答えに頬を膨らませた伊作はずいと至近距離まで近づいてきた。「置いてかないでね、お願いだから」



その肩に噛みついたのは甘ったるいキスの痕なんて何の意味もなさないと思ったから。少しの痛みに顔をしかめた留三郎のその横顔にうっとりする。「変態だな」とは留三郎の言。痕をつけるように噛みついている間もこちらのわき腹をなぞり続けた人には言われたくないけれど。

「留三郎のせいだよ」
「責任転嫁だぞ」

耳の隣をかすめた息がぞくりと背筋を走る感覚に変わる。「だってそうだもの」留三郎だから、痕をつけて主張したい。捉え所のない甘さよりも鋭利な痛みで覚えていてほしい。人のこと言えないでしょと出来る限り妖艶に笑ってみせると違いないなと獣の表情で笑った留三郎に唇を奪われた。
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