rkrn更新しましたー！
木勘現パロ＊「そのこえすら」
延々とタイトル決まらなくてぐるぐるしてました。ついったにて仲良くしてくださっているりゃおさんが素敵なことをおっしゃるのでうっかり爆発しました。木下先生の私服にまで触れられなかったことが残念であります・・・（・ω・`）
男の人の私服って難しい・・・。そもそも男女かかわらず服を描写するのすごく苦手だ・・・。

木下先生に鍛え直してもらってきますっ(｀・ ω・´)


以下たけくくでなんか意味のわからない話。

＊

お祭りの音は遠く、転がったチューハイの缶だけが確実に増えていく。先ほどまでいいにおいをまき散らしていたやきそばやお好み焼きは二人のお腹にすっぽりと収まってしまっていた。ちびちびと舐めるリンゴ飴は無駄に大きくて「兵助、それエロい」だなんて真剣な顔をして竹谷が言うからばかじゃないの、と頭をはたいた。

「食べる前はすごくおいしそうだけど、実はそうでもないよね」

食べるのに飽きたリンゴ飴を竹谷の口に押し込む。むぐ、と変な顔をした竹谷を笑ってやる。がり、と飴が崩れる音。まぁ確かにな、と同意の言葉を口にした竹谷は「お前のだろー？」と言ってこちらの口にリンゴ飴をおしこめてきた。

「へーすけはおいしいけどな」

そんな言葉とともに。

は？というはずだった口にはリンゴ飴が詰まっているから言葉が出ない。ただ頬に熱が集まるのだけがわかって、ばかじゃないのと心の中で呟いた。水気のないリンゴの味が口の中に広がった。


＊
リンゴ飴、私は好きですけどね！