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世界はきれいだな、と隣で手をつないだ左門が言うから、左門の方が綺麗だと思ったけれど、なんだそれは、と笑われてしまうのが落ちだから言わない。きらきら、朝一番の光は柔らかに柔らかに、藍色の空を優しい青色に変えていく。きらり、と緑色の葉の上にたまっていた滴が、光を反射して落ちた。

「たとえ遠くにいても」

握り締めた手はひどく暖かくて、たしかに左門はそこにいる。うん？とこちらの言葉に左門が首をかしげて目が合う。にっこり笑って、その額に口づけをした。

「あいにいくから」

たくさんの光に乗って、左門に会いに来るね。一瞬不思議そうな顔をした左門はそれでもすぐに笑って「孫兵が会いに行くよりきっと私が会いに行った方が早いぞ」だなんて言うのだ。


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Colorful World/gomezP

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僕たちが運命共同体なんだ、と伊作が言うから「え？」と顔をあげる。先ほどまでくだらないニュースで騒いでいた液晶はいまは星占いのコーナーだった。今日のラッキーカラーは白。どうやらすでに12位の発表まで終わっていたらしいそれは12位のラッキーカラーだけを教えて、ぷつんとCMに移った。

「また12位だった」

伊作がそれでもなぜか楽しそうに言うから、どうやら我らが星座は12位だったらしいことを知る。そういえば新聞の今日の運勢もあまりよくなかったっけ、なんて思ってテレビ欄の下を見ると「失せもの多し」だなんて書いてある。星座も、生まれた年も同じ自分たちはなるほど、たしかに運命共同体なのかもしれない。


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尻切れトンボですみません！

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いつか忘れるんでしょう。と伊作が笑ったからなにがだよ、と言った。さぁなんだろうね、と言って甘えるように絡ませてきた左手はいやに冷たかった。伊作？不安になってその顔を覗き込む。いつもどおりに柔らかな微笑みを浮かべたその目は、けれどどこがひどく不安そうだった。目が合うとにっこりと笑って、そうして、最後を過ぎても忘れなければいいのに、と呟いた。最後とは何か、なんて聞けるわけなかった。


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破壊衝動と生命についての考察/ゆよゆっぺ

この曲は食伊だとたぎるなぁと。食伊は対等というよりもなんだろう、惰性？そんな感じです。必要で必要で仕方ないんだけど、必要にしすぎちゃって飽和してるのにそれでも手放せなくて必要になってってのを延々と繰り返しているイメージ。そんな二人も好きです。(｀・ ω・´)ｷﾘｯ