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「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
04.19 *Sat
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11.11 *Thu
 冬!
拍手変更しましたー!食伊孫さも竹くく木勘!
今回はサディスティックアップル様からお題を借りさせていただきました。いつもより糖度30パーセント増くらいでお送りしたつもりなのですがどうでしょうか・・・。少しでも楽しんでいただけたのなら嬉しい限りです。

相変わらず就活?どうしようHAHAHAという残念な生活を送っていますが元気です。寒い寒い文句ばっかり言ってますが冬は好きです。雪はほとんど降らない地方に住んでいるのでなのかもしれませんが、冷たい空気とか星がたくさん見えるのとか厚着とか本当に楽しくて・・・!
だけどコートは毎年いつから着ていくべきなのか悩みます。
新しいコートほしいなぁ・・・。


以下、なんかうまくまとまらない竹くく。
最近こんなことばっかり考えてます\(^o^)/ ちょっとえろ?



 昼と夜で世界はがらりと様相を変える。明るかった空は黒く塗りつぶされるし、長屋の廊下も陽だまりの暖かさを失ってしんと冷たい。そんな風に景色だって変わっていくのだから、昼間とはまるで人が違うような獣じみた口づけをされたってなにもおかしくはないだろう。長すぎる口づけで足りなくなった酸素を肺に送り込みながらそんなことを思う。ちりちりと揺れる灯りはつたなくて、少しの動きが起こす空気の振動で消えてしまいそうだった。

「だけど、ハチはハチなんだよな」

 伸ばした指先で触れた頬は、風呂上がりだからなのか、眠いからなのか、それとも長い口づけのせいなのか、昼間よりもあたたかく感じる。こちらの顔の上に影を落として、時折その痛んだ髪の毛でこちらの頬をくすぐってくる竹谷は、唐突な言葉の意味を理解しかねたのだろう、「なに、兵助?」とお日様の下で聞くのとは違う少し濡れた声で聞いてくる。
 伸ばした指をゆっくりとその唇に這わして「へーすけ」答えないこちらにじれた竹谷の唇が紡ぐ音を耳と指先で感じる。そのまましばらくその荒れた唇をなぞっていると、待ての聞けなくなった竹谷にぱくりと指先を食まれた。敏感な指先を舌で撫でられるとぞくりと身体の奥が疼く。

「ん・・・」

 ちゅ、と音を立てて唇から指が解放された。陰影がくっきりと刻まれた竹谷は夜の顔で、昼間虫を追いかけたり豆腐をわけてくれたりするその人とは違って見える。それでも竹谷は竹谷で、だからこそこうして押し倒されたりもするわけだけれど。

「ハチにどんなことをされても好きなのは、ハチがハチで変わらないって知ってるからかな」
 
「なんだそれ」

 へーすけ、難しいこと考える余裕あるんだ?にやりと笑った竹谷がそんなことを言うからふるふると首を振ってその唇がもう一度降ってくるのを待った。
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