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「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
01.11 *Sat
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07.31 *Sun
 バース!
あしたから8月とか信じたくない

ちょっとすでに不定期になりつつありましたが8月からたまに日記からどろんしてるかもしれません>< バイトがちょっと予想外に入りそうなのと原稿集中!30000hitもこそこそと進めておりますのですいませんがしばらくお待ちくださいませ……!
しかしこんなこといって毎日日記書きにきてたらすみません……w

妹がオーズとバースのCDもって帰ってきたので作業がきっとこれで乗り切れると信じてがんばります。うえええんタジャトルのダイアログがいちいち心臓に悪くてドキドキするw


そして昨日一日空いたわりにはついったろぐ食伊ですいません。



たとえばハッピーエンドで終止符が打たれたお話だったとしてもそれからが幸せだとは限らないのだ。別れが必ず訪れるのなら愛も恋もいつしか真剣にすることを放棄していた。
「……それで、なんだよ」
留三郎の指先がこちらの頬を撫でて、だけどその行動とは裏腹にぶすっとした声でそう零した。
「俺ともいつか別れる、お遊びの恋だって?」
そういって拗ねる留三郎は子供じみていてかわいい。そんなわけないじゃんと心の中で呟きながらその指先にキスをした。
「だけど留三郎とはもう絶対に離れたくないなぁって思ってるって話」
だよ、と続けようとした語尾は留三郎の唇の中に消えた。



伊作の汗ばんだ喉に歯をたてる。びくりと震える身体とは裏腹に「なに、そんなにお腹空いてるの」なんて余裕ぶった声。
「空いてるっていやあ食わしてくれんの」
「まさか」
だから離れてよと額を叩いてくる掌に退散を余儀なくされる。まあそんなことしなくてももったいなくて食べれやしないけど。



僕が甘いものを食べるのは留三郎が煙草を吸うのと似ている。スプーンに一掬い、甘ったるいプリンの味。けどこんな甘さでは足りないのだ。身体中を、心臓を満たすには全然足りない。ベランダに浮かぶ紫煙が途切れるまであとどのくらいだろう。その唇以上に甘いものなんて見つからないのだ。



東から来る風は湿気を含んで重い。
「雨がくるね」
弄ばれて頬を打つ横髪を鬱陶しそうに避けながら伊作がぽつりと呟く。緩やかに繋いでいた手をきゅっと握り直して「雨の逃避行だって乙なもんだろ」と笑ってやるとへにゃりと笑い返された。

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