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「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
01.12 *Sun
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06.22 *Wed
パソコンまわりが暑すぎてついに扇風機を出動させました!
風の力って偉大だ!電車の冷房はけど寒すぎるぜ……風が当たると時折ものすごく寒かったりするんですよね……ぬーん。

22日22時までにいただいたリクエストコメントお返事はリストにあげておきましたのでお心当たりの方はご確認くださいませー!

あ、そういえば更新してました↑↑
食伊*「喉仏にふれる唇」
十色も忍フェスも一緒に出るなこちゃんが誕生日だと聞いて勝手にいろいろやらかした。あ、現パロです。食満の喉仏はエロいよねって話。


今日は食伊ふたつ。
かきかけでちからつきた。



 とろとろの眠りに飲み込まれてしまいそうだった。お酒を飲んだ頭には電車の揺れが心地よい。いや、心地よく感じるのは留三郎が隣にいるからかもしれないけれど。
 緩やかにその肩に頭を預けると留三郎がふっと笑った。
「もうちょっとだから起きてろよ」
「無理かもしれない」
 全身の力少しずつ抜いて、宙に漂っていく気持ちで答えるとその声もひどくふわふわとしたものになってしまった。




 長屋の一室に足を踏み入れると、いつもの薬の香りではない、むっと鼻をかすめていくおしろいの匂いが漂っていた。その匂いの元はくるりとこちらを振り向くと「お帰り、留三郎」ときれいに化粧の施された顔からでてくるには少し低い声でこちらの名前を告げる。にこりと笑ったせいでおしろいにしわができて、不覚にも少しどきりとした。

「どうしたんだよ」

 白塗りなんて珍しい。
 そのまま白無垢でもかぶりそうな色に顔を塗りたくった伊作はやっぱりその顔には余りに合わない、あっけらかんとした笑い声をあげた。

「留三郎のお嫁さんになろうと思って」

 十五じゃあ、もういき遅れでしょ。
 どこまで本気かわからない声でそう言った伊作に、精一杯の声で「はぁ?」と返してやる。ちょっとは本気だったのに、とむくれる顔にあほかとしか返せないのだ。
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