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「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
01.23 *Thu
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04.02 *Sat
うっかりいないれ舞台版を見てしまった。
最近騒いでいませんが相変わらずくわのくんがかわいくて毎日が幸せです。
ほんと、都会に住んでたら今頃すっからかんになっていたことでしょう。
しかしなぜかぱそこんでは読み込んでくれないというミステリ。忍ミュは読み込めるんだけどな・・・なにゆえ。これ以上顔が近づいたらお前の命が(もだえすぎて)危ないよってことだろうか。

そんなことしてたらテキスト書くって言いながらなにも書かなかった。
あ、けどそれはお昼の高校野球にくぎ付けになってたからです。ついに決勝ですね・・・>< どちらかといえば追い上げをかわす形でつなぐ野球の九国と、本日満塁ホームランを叩きだしたらしい東海大相模と。どっきどきの試合になりそうで楽しみです。


今日は現パロ竹くく。



『奏でるドレミで唄を紡ぐ』


放課後の音楽室はひどく静かだった。普通なら吹奏楽部やら合唱部やら、とにかくそういう部活でにぎわっていてもおかしくないはずなのだけれど、この第三音楽室と言われる音楽室はただ大きなピアノが置いてあるだけだ。旧校舎と呼ばれる、きれいとはお世辞には言い難い校舎の日当たりの悪い端っこにあるそこは、もう使われなくなってい久しい。ぽろんぽろんとほこりをかぶる鍵盤に触れると、調律も長らくされていないのだろう、どこか変わった音色がした。

「ピアノひけんの?」

同じように取り残された埃まみれの机の上に、頬杖をついて竹谷がこちらを見ている。まさか、と返す。適当に動かした指は何の理由もなく動いているだけだ。ただ、その下にある鍵盤が忠実に―とはいえないかもしれないけれど―音を奏でているだけ。
その答えにくくっと竹谷が笑う。なにがおかしいのかわからないから目でそれを咎める。ぶつかった視線の意図は簡単に伝わったはずだけれど、竹谷は笑いを引っ込めなかった。その笑い声を含んだ声のまま、兵助が俺への愛の歌でも歌ってくれるかと思ったのに、といった。

「・・・ばかじゃないの」

ぽろんぽろん、ぽろん。ばらばらと触れる指が奏でるメロディにそれ以上の意味なんてなにもないのだ。だけどどこかいびつに聞こえるその音は言われてみれば竹谷への愛の歌にぴったりかもしれないとも思うのだ。



title by この星がとけるまで


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