「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
どうしてそうなった、な食←伊でなんかひどい話。
事後です。とりあえず食満が情けない。
事後です。とりあえず食満が情けない。
*
『深く深くつながっていたいから、と嘘をついた』
緩やかな快感にうっすらと目を開けるとこちらのことを布団に縫い付けたままの留三郎が僕の中から出ていこうとしているところだった。
「―どのくらい飛んでた?」
こちらが気がついたことに気が付いていなかったらしい留三郎にそう声をかけるとばからしいくらいにびくりと肩が上がった。一体何を恐れているというのだろう、その瞬間留三郎の瞳に現れたのは確かに怯えだった。それが愛しいものを見る目ではないことはだいぶ前からわかっていた。好きなのは僕だけだ。ずきりと心臓が痛むけれど、気がつかないふりをする。ただのせいよくしょり。頭の中で何度も反芻させて、昨日躊躇う様子を見せた留三郎を僕との交わりに走らせた言葉。
忍者の三禁は、こうも簡単に破られる。信じてきたものが簡単に崩れていってしまう、そのことに対する恐怖だろうか。それともこのあたたかさを知ってしまったことへの、怖れ?そのどれも留三郎が感じる必要のないものだろう。彼を無理やり誘いこんだのは僕で、言い訳を封じさせたのも僕で、つまり僕が留三郎に抱いてほしかっただけなのだ。
「わりぃ」
なんに対する謝罪なのだろう、そう思うけれどなにも聞き返すことはしないで、そのまま萎えたそれを引き抜こうとする留三郎を力を込めることで止めた。それの感触にぞくりと身体が震えたことが留三郎にもわかってしまっただろう、なんてあさましい僕。だけどそれでもよかった。僕があさましければあさましいほど留三郎の感じる罪悪感は消えるはずだから。
もっと深くつながっていたいのだ、と心の中で呟いた。
本当はずっと、つながっていたいのだ、とは思わなかった。
*
title by 遠吠え
『深く深くつながっていたいから、と嘘をついた』
緩やかな快感にうっすらと目を開けるとこちらのことを布団に縫い付けたままの留三郎が僕の中から出ていこうとしているところだった。
「―どのくらい飛んでた?」
こちらが気がついたことに気が付いていなかったらしい留三郎にそう声をかけるとばからしいくらいにびくりと肩が上がった。一体何を恐れているというのだろう、その瞬間留三郎の瞳に現れたのは確かに怯えだった。それが愛しいものを見る目ではないことはだいぶ前からわかっていた。好きなのは僕だけだ。ずきりと心臓が痛むけれど、気がつかないふりをする。ただのせいよくしょり。頭の中で何度も反芻させて、昨日躊躇う様子を見せた留三郎を僕との交わりに走らせた言葉。
忍者の三禁は、こうも簡単に破られる。信じてきたものが簡単に崩れていってしまう、そのことに対する恐怖だろうか。それともこのあたたかさを知ってしまったことへの、怖れ?そのどれも留三郎が感じる必要のないものだろう。彼を無理やり誘いこんだのは僕で、言い訳を封じさせたのも僕で、つまり僕が留三郎に抱いてほしかっただけなのだ。
「わりぃ」
なんに対する謝罪なのだろう、そう思うけれどなにも聞き返すことはしないで、そのまま萎えたそれを引き抜こうとする留三郎を力を込めることで止めた。それの感触にぞくりと身体が震えたことが留三郎にもわかってしまっただろう、なんてあさましい僕。だけどそれでもよかった。僕があさましければあさましいほど留三郎の感じる罪悪感は消えるはずだから。
もっと深くつながっていたいのだ、と心の中で呟いた。
本当はずっと、つながっていたいのだ、とは思わなかった。
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