「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
拍手お礼やっと変更しましたー!
さっそくたくさんの拍手ありがとうございます。えへへ、なんかもう構っていただけてるってだけで嬉しいです(*´∀`*) メッセージを送ってくれても・・・いいのよ・・・?
なんてすいませんちょっと調子乗りすぎました反省してきます
どんな些細なことにでも反応することに定評があるのでお気軽にどうぞー
今回のお礼は予告通りいつもより数を出してみました。
食伊、孫さも、鉢雷、竹くく、木←勘です。鉢雷竹くくは割と対になっているお話なので機会があれば読み比べてみてください。まぁ後付けなんですけど\(^o^)/
今までのお話はまた次の機会にうpしますがんばる!
あとパソコンの方、リンクを一つ増やしました。
またあとでご挨拶に伺おうと思ってます><
そういえば9月に入ってからこっち、えねちけのあらぶりっぷりは半端ないですね・・・。次屋が出てきた瞬間に次屋しか目に入らなくなる程度には次屋が好きです。うおおおおんありがとうえねちけい・・・!本当に受信料二倍払ってもいいよ・・・!
今日もついったろぐですいません。
某あいちゃんと繰り広げた「長い間」食伊妄想がはじけてたので。
さっそくたくさんの拍手ありがとうございます。えへへ、なんかもう構っていただけてるってだけで嬉しいです(*´∀`*) メッセージを送ってくれても・・・いいのよ・・・?
なんてすいませんちょっと調子乗りすぎました反省してきます
どんな些細なことにでも反応することに定評があるのでお気軽にどうぞー
今回のお礼は予告通りいつもより数を出してみました。
食伊、孫さも、鉢雷、竹くく、木←勘です。鉢雷竹くくは割と対になっているお話なので機会があれば読み比べてみてください。まぁ後付けなんですけど\(^o^)/
今までのお話はまた次の機会にうpしますがんばる!
あとパソコンの方、リンクを一つ増やしました。
またあとでご挨拶に伺おうと思ってます><
そういえば9月に入ってからこっち、えねちけのあらぶりっぷりは半端ないですね・・・。次屋が出てきた瞬間に次屋しか目に入らなくなる程度には次屋が好きです。うおおおおんありがとうえねちけい・・・!本当に受信料二倍払ってもいいよ・・・!
今日もついったろぐですいません。
某あいちゃんと繰り広げた「長い間」食伊妄想がはじけてたので。
*
柔らかな月が空に浮かんでいて、クラクションの音は遠い。吐いた息の音だけが響いて消える。きっともうすぐだ、と思うのだけれど。留三郎は今、どんな人として生きているのだろう。あのころの、もうずっと昔の約束を覚えてくれているのだろうか。
例えば今日みたいな夜。どうしようもなく留三郎に会える気がして、僕は街をうろつく。あの影や、あそこの角や。遅くなってごめん、と笑って言ってくれる留三郎を僕はずっと探しているのだ。
「とめさぶろ、」「え?」やっと見つけたその人は僕の全く知らない表情で振り向いた。「誰、お前?」たった5文字のその言葉が耳に届いた瞬間に心の中でなにかが割れた、気がした。うまく笑えないまま「え、と、善法寺です」といったけれど彼は表情も変えない。
いつの間にか僕のことを覚えていない留三郎は当たり前のように僕のとなりにいるようになった。だけどそれはあの頃みたいな濃密な距離じゃない、友達の距離。手を伸ばして触れることを許される場所はほんの少ししかない。それでもそばにいられればいい、嘘だ、もっと触れたい。
「伊作」そうやって名前を呼ぶことがどれだけこちらの心臓を動かすか、彼は知らない。なぁに、とめさぶろう。呼んだ名前にどれだけの意味が込められているか、きっと気がつかない。こんなことなら再会なんてできなくてもよかった、そう思うのに留三郎の傍を離れられない。
緩やかに安心しきった顔で寝息を立てる留三郎は本当にずるい。今の彼に怒るのは筋違いかもしれないけれど。あのころと変わらずに、寝相は悪いけれど寝付きはいい。「ねぇ、留三郎」そのあとに続くはずだったたった五文字の言葉は、留三郎が寝ているときにですら言えないのだ。
「俺さ、ずっと好きな子がいるんだ」「へぇ、そうなんだ」どんな子、なんて聞いてないのに留三郎は話を続ける。「―と、いっても夢の中でしかあったことないんだけど。いっつも不運でなにかやらかすんだけど、いつも笑っててすげぇかわいい・・・って伊作、なに泣いてんだ?!」
「・・・っ、なんでも、ない・・・っ」「なんでもないわけないだろ?おい伊作?」伸びてきた指の優しさはあの頃と寸分たがわない温度を持っているのに今の僕にはまだこの指に甘える資格はないのだ。それでも―それでも今なら、好きと言っても許されるのだろうか。
「そこまで思い出しといて、どうして気がつかないの?」ぼろぼろ、ぼろぼろ。涙が頬を伝う冷たさなんて気にならなかった。「え、だってあれは夢で」「じゃあどうして好きな子だなんていうの」「―伊作?」「気がついてよ留三郎」ぎゅっと彼の服にしわをつけた。涙は止まらない。
「じゃあ、あれは」「ずっと、留三郎が思い出すの、まってたんだよぉ、おそいよぉ、ばかぁ」呆然と言った表情の留三郎は涙でかすんであまり見えなかった。ただ「ごめん」と耳元で囁いたその声にひどく安心して、結局泣きやむことなんてできなかった。
柔らかな月が空に浮かんでいて、クラクションの音は遠い。吐いた息の音だけが響いて消える。きっともうすぐだ、と思うのだけれど。留三郎は今、どんな人として生きているのだろう。あのころの、もうずっと昔の約束を覚えてくれているのだろうか。
例えば今日みたいな夜。どうしようもなく留三郎に会える気がして、僕は街をうろつく。あの影や、あそこの角や。遅くなってごめん、と笑って言ってくれる留三郎を僕はずっと探しているのだ。
「とめさぶろ、」「え?」やっと見つけたその人は僕の全く知らない表情で振り向いた。「誰、お前?」たった5文字のその言葉が耳に届いた瞬間に心の中でなにかが割れた、気がした。うまく笑えないまま「え、と、善法寺です」といったけれど彼は表情も変えない。
いつの間にか僕のことを覚えていない留三郎は当たり前のように僕のとなりにいるようになった。だけどそれはあの頃みたいな濃密な距離じゃない、友達の距離。手を伸ばして触れることを許される場所はほんの少ししかない。それでもそばにいられればいい、嘘だ、もっと触れたい。
「伊作」そうやって名前を呼ぶことがどれだけこちらの心臓を動かすか、彼は知らない。なぁに、とめさぶろう。呼んだ名前にどれだけの意味が込められているか、きっと気がつかない。こんなことなら再会なんてできなくてもよかった、そう思うのに留三郎の傍を離れられない。
緩やかに安心しきった顔で寝息を立てる留三郎は本当にずるい。今の彼に怒るのは筋違いかもしれないけれど。あのころと変わらずに、寝相は悪いけれど寝付きはいい。「ねぇ、留三郎」そのあとに続くはずだったたった五文字の言葉は、留三郎が寝ているときにですら言えないのだ。
「俺さ、ずっと好きな子がいるんだ」「へぇ、そうなんだ」どんな子、なんて聞いてないのに留三郎は話を続ける。「―と、いっても夢の中でしかあったことないんだけど。いっつも不運でなにかやらかすんだけど、いつも笑っててすげぇかわいい・・・って伊作、なに泣いてんだ?!」
「・・・っ、なんでも、ない・・・っ」「なんでもないわけないだろ?おい伊作?」伸びてきた指の優しさはあの頃と寸分たがわない温度を持っているのに今の僕にはまだこの指に甘える資格はないのだ。それでも―それでも今なら、好きと言っても許されるのだろうか。
「そこまで思い出しといて、どうして気がつかないの?」ぼろぼろ、ぼろぼろ。涙が頬を伝う冷たさなんて気にならなかった。「え、だってあれは夢で」「じゃあどうして好きな子だなんていうの」「―伊作?」「気がついてよ留三郎」ぎゅっと彼の服にしわをつけた。涙は止まらない。
「じゃあ、あれは」「ずっと、留三郎が思い出すの、まってたんだよぉ、おそいよぉ、ばかぁ」呆然と言った表情の留三郎は涙でかすんであまり見えなかった。ただ「ごめん」と耳元で囁いたその声にひどく安心して、結局泣きやむことなんてできなかった。
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