「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
あしたのテストが大きな山過ぎて詰んでます。
言語学なんて…けど、最終時間の授業取りたくないがために文化じゃなくて言語学を選んじゃったので自業自得なんですよね。うううむがんばる!!
今日は現パロ食←伊でちょっと暗い。
見る人によっては伊作が死んだような描写になっていますので、苦手な方はお気を付けくださいませ。
言語学なんて…けど、最終時間の授業取りたくないがために文化じゃなくて言語学を選んじゃったので自業自得なんですよね。うううむがんばる!!
今日は現パロ食←伊でちょっと暗い。
見る人によっては伊作が死んだような描写になっていますので、苦手な方はお気を付けくださいませ。
*
海はオレンジ色のお日様を飲み込もうとしていた。ぽつんと座る埠頭には人はいない。以前は暴走族のたまり場になったりもしたようだけれど、最近はそんな姿も見なくなった。ただ静かに、静かに、波だけが立つ。
なにかを忘れている気がして、こうして海を見つめているのだけれどなにも思い出せない。いや、ただ思い出したくないだけで、本当は覚えている。それでも忘れたくて、ただこみあげてくる痛みだけをとりだして、記憶の片隅に緩やかに持ち上がる遠い過去に見ないふりをした。
「―・・・・・・」
名前を呼ぼうとして、なんどやめただろう。
その名前はあまりにも心臓を止めてしまうんじゃないかっていうくらいに痛みを呼び起こすのに、一向に止まる気配はなかった。海が好きだと言った。だから最後にはきっと僕は海に行きつくんだよ。そんな声が聞こえてきたら、もうだめだった。
伊作はいつの間にか俺のそばから姿を消した。まるで猫みたいに。それでも彼が海を好きだと言ったから、最後に戻ってくるのはここだと言ったから、それを信じてバカみたいにここで波を見ている。―留三郎と名前を呼んでもらえるその日を。
*
Burial At the Sea/←P
←Pの歌詞がすごくすき。
海はオレンジ色のお日様を飲み込もうとしていた。ぽつんと座る埠頭には人はいない。以前は暴走族のたまり場になったりもしたようだけれど、最近はそんな姿も見なくなった。ただ静かに、静かに、波だけが立つ。
なにかを忘れている気がして、こうして海を見つめているのだけれどなにも思い出せない。いや、ただ思い出したくないだけで、本当は覚えている。それでも忘れたくて、ただこみあげてくる痛みだけをとりだして、記憶の片隅に緩やかに持ち上がる遠い過去に見ないふりをした。
「―・・・・・・」
名前を呼ぼうとして、なんどやめただろう。
その名前はあまりにも心臓を止めてしまうんじゃないかっていうくらいに痛みを呼び起こすのに、一向に止まる気配はなかった。海が好きだと言った。だから最後にはきっと僕は海に行きつくんだよ。そんな声が聞こえてきたら、もうだめだった。
伊作はいつの間にか俺のそばから姿を消した。まるで猫みたいに。それでも彼が海を好きだと言ったから、最後に戻ってくるのはここだと言ったから、それを信じてバカみたいにここで波を見ている。―留三郎と名前を呼んでもらえるその日を。
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毒虫野郎と方向音痴
どんなにきみがすきだかあててごらん
夏色ベイベー
不運サンドの召し上がり方。
その笑顔で殺して
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