「改行が」じゃなくて「改行も」じゃないかと思う今日この頃
rkrn更新!
滝←次←作*「さみしいどうし」
片想いおいしいですもぐもぐ。
左門の片想いの相手はもちろん孫兵で、孫兵の片想いの相手は竹谷です。
うおおおこれもいつか書きたいっていうか片想いシリーズ書きたい。
脳内片想い事情は以下の通り。
・(ちょ)こへ←滝←次←作
・勘→鉢→←雷
・さも→まごへ→竹谷→←くく←タカ
・綾→食伊←雑←伏
・雑←諸
・伊←文←みき
4年生は片想いが似合う学年だと思ってます(キリッ
あとろじ→←さことか凄腕→←白目とかたまらんです。
書きたいむしろ読みたいいいい!!
最近こっちでもあっちでもやるやる詐欺だなぁ・・・
拍手とかいろいろ明日から本気出す。ユーキャン・・・も・・・
むかしから通信教育苦手だったんだよな・・・やる気持続時間が残念です\(^o^)/
以下いつだったか書いた現パロおにゃのこ左門で孫さもを長くしてみた。
滝←次←作*「さみしいどうし」
片想いおいしいですもぐもぐ。
左門の片想いの相手はもちろん孫兵で、孫兵の片想いの相手は竹谷です。
うおおおこれもいつか書きたいっていうか片想いシリーズ書きたい。
脳内片想い事情は以下の通り。
・(ちょ)こへ←滝←次←作
・勘→鉢→←雷
・さも→まごへ→竹谷→←くく←タカ
・綾→食伊←雑←伏
・雑←諸
・伊←文←みき
4年生は片想いが似合う学年だと思ってます(キリッ
あとろじ→←さことか凄腕→←白目とかたまらんです。
書きたいむしろ読みたいいいい!!
最近こっちでもあっちでもやるやる詐欺だなぁ・・・
拍手とかいろいろ明日から本気出す。ユーキャン・・・も・・・
むかしから通信教育苦手だったんだよな・・・やる気持続時間が残念です\(^o^)/
以下いつだったか書いた現パロおにゃのこ左門で孫さもを長くしてみた。
*
机に頬をぺたりとくっつけてページを繰る長くてきれいな指を睨みつけた。授業はとっくに終わって、教室棟はとても静かだった。閉じた窓の向こう側からオレンジの光と一緒に飛び込んでくる部活動に励む声はひどく遠い。ふくらます頬は机の冷たさに触れて、それだけだ。肩よりも長い髪の毛がいくつか頬と机の間に挟まってくすぐったいけれど、どうにかするのも億劫でそのままにして孫兵を見た。オレンジ色の光の中で文字を追う孫兵はこちらの様子を気にしている気配はない。
つまらないな、と思ってだらしなくかかとを履き潰した上履きを足先でぶらぶらと揺らした。ちらりと視線と手を動かして目の前に置いてあったケータイを開く。無機質なゴシック体が17時40分を告げていて、それはつまり、もうすぐ下校のチャイムが鳴り響く時間であり、そしてなによりも孫兵が構ってくれなくなってから30分以上が経過していることを意味している。
―もうちょっとで読み終わるから少し待ってて、なんて大嘘じゃないか。
口の中にためた空気を左右に動かしながら孫兵の、その、きれいな横顔を睨み上げたけれどもちろん反応は返ってこない。ま、ご、へーと音を出さずに呼んだって気づいてもらえなくて少しさみしくなって視線をそらす。
校舎の中はいつまで経っても静かで、オレンジの光は徐々に弱くなっていく。本を読むにはすでに適さない場所だろう、それでも気づかないのか顔をあげない孫兵についに待ちきれなくなって「帰るぞ」と声をかけようとして、きれいに消された黒板を睨みつけていた視線をあげた。
「左門」
開こうとした口は先に名前を呼ばれたことで言うべき言葉を失った。かちあった視線に、どうしてか息が止まりそうになる。深いこげ茶色の瞳がくるん、と揺れた。「なんだ?」となんとか言葉を返した。
「結婚しようか」
一瞬、声も出なかった。何度も何度も瞬きをして、息を吸ってはいて、それから「え?」と聞き返す。優雅としか表現できない動作で文庫本を閉じて鞄の中に入れた孫兵はもう一度、同じ調子で同じセリフを言った。
「だから、結婚しようか、左門」
指輪もなにもなくてごめんね、と笑う。どういう言葉を返すべきなのかわからなくて、だけど視線はそらせなくて、孫兵の瞳に映る自分がとても慌てているのだけがよくわかる。孫兵はこちらの返事を待つかのようにニコニコと笑っているだけで口を開かない。
「―なんでとつぜん・・・まごへ、はまだ、結婚できないぞ」
結果、口から出てきたのは答えともなんともいえないものだった。
*
やっぱり中途半端!
机に頬をぺたりとくっつけてページを繰る長くてきれいな指を睨みつけた。授業はとっくに終わって、教室棟はとても静かだった。閉じた窓の向こう側からオレンジの光と一緒に飛び込んでくる部活動に励む声はひどく遠い。ふくらます頬は机の冷たさに触れて、それだけだ。肩よりも長い髪の毛がいくつか頬と机の間に挟まってくすぐったいけれど、どうにかするのも億劫でそのままにして孫兵を見た。オレンジ色の光の中で文字を追う孫兵はこちらの様子を気にしている気配はない。
つまらないな、と思ってだらしなくかかとを履き潰した上履きを足先でぶらぶらと揺らした。ちらりと視線と手を動かして目の前に置いてあったケータイを開く。無機質なゴシック体が17時40分を告げていて、それはつまり、もうすぐ下校のチャイムが鳴り響く時間であり、そしてなによりも孫兵が構ってくれなくなってから30分以上が経過していることを意味している。
―もうちょっとで読み終わるから少し待ってて、なんて大嘘じゃないか。
口の中にためた空気を左右に動かしながら孫兵の、その、きれいな横顔を睨み上げたけれどもちろん反応は返ってこない。ま、ご、へーと音を出さずに呼んだって気づいてもらえなくて少しさみしくなって視線をそらす。
校舎の中はいつまで経っても静かで、オレンジの光は徐々に弱くなっていく。本を読むにはすでに適さない場所だろう、それでも気づかないのか顔をあげない孫兵についに待ちきれなくなって「帰るぞ」と声をかけようとして、きれいに消された黒板を睨みつけていた視線をあげた。
「左門」
開こうとした口は先に名前を呼ばれたことで言うべき言葉を失った。かちあった視線に、どうしてか息が止まりそうになる。深いこげ茶色の瞳がくるん、と揺れた。「なんだ?」となんとか言葉を返した。
「結婚しようか」
一瞬、声も出なかった。何度も何度も瞬きをして、息を吸ってはいて、それから「え?」と聞き返す。優雅としか表現できない動作で文庫本を閉じて鞄の中に入れた孫兵はもう一度、同じ調子で同じセリフを言った。
「だから、結婚しようか、左門」
指輪もなにもなくてごめんね、と笑う。どういう言葉を返すべきなのかわからなくて、だけど視線はそらせなくて、孫兵の瞳に映る自分がとても慌てているのだけがよくわかる。孫兵はこちらの返事を待つかのようにニコニコと笑っているだけで口を開かない。
「―なんでとつぜん・・・まごへ、はまだ、結婚できないぞ」
結果、口から出てきたのは答えともなんともいえないものだった。
*
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