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木下先生が廊下で待っていらっしゃるけど、と兵助が言うから、まずその名前にひと際心臓が跳ね上がる。どくん、とうるさいくらいの音がつま先から頭のてっぺんまで響いて、身体じゅうの体温を沸騰させた。ぐるぐるといろんな思考が（たとえば、どうして先生が会いに来てくれたんだろう、とかあってどんな顔をしたらいいのだろうとか）駆け廻って、答えなきゃ、と思って開いた口からは一言も言葉が滑り出てこない。勘ちゃん？答えないこちらに不思議そうに兵助が聞いてきたから慌てて「いないっていって！」と言った。理由なんてなかった。ただ、あいたい気持ちよりも一対一であう気まずさの方がずっと上をいっていた。―きっとかなり大きな声で言ってしまったから、木下先生にも聞こえていただろう。え、と困ったような顔をした兵助にその事実に行きあたって、だけどどうしたらいいのかなんてわからなくて、にぎやかな音を立ててとりあえず押し入れに逃げ込むことにした。



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木下先生はこのあと怒鳴るのかな、やっぱり。


いまものすごく現パロ転生受け♀化で5年生が書きたいいいい！！
メインは木←勘です。記憶のある勘ちゃんと、記憶のない木下先生。
高校生で、たぶんみんな同じクラス。5いはおさななじみ。鉢雷は小学生の頃、中学の時に竹谷が加わる。もちろん木下先生と勘ちゃんは現代でも先生と生徒の関係です。年齢差は少し縮むかな？
せっかく男女で生まれてきたのにまた禁断の恋なのかよ！みたいな。
ちなみに木下先生は地理の先生がいいです。先生にYシャツ来て腕まくりして黒板に向かってほしい。一応差し棒もあるのに最終的に手でどんどんたたいちゃう。運動部の顧問だったりするといいですよねー！
サブで竹くくと鉢雷。
鉢雷は遠い親戚。結婚させてあげたい。鉢屋の方が記憶が鮮明。雷蔵は鉢屋に言われて「あぁそんなこともあったのかぁ」って感じ。同じ顔です。鉢屋の執念で同じ顔に生まれました。けどやっぱり性差があるので全部が一緒にはならないんだなぁっていう鉢屋が見たい。
竹くくは、竹谷は正直記憶がうっすら。だけど鉢屋と雷蔵が言うんだし、嘘じゃねぇんだろうなぁ、っていうタケメン。イエス、タケメンラブ！竹くくは若干エロい方向に進みたい。なかなか手を出してこない竹谷に昔（転生前）はこんな風にさわるのが好きだった、とかなんとかいって迫る久々知。昔は柔らかな身体も、触って楽しい胸もはなかったけれど、今ならあるよ、っていう。
久々知は勘ちゃんと三郎ほどではないけれど記憶がある。勘ちゃんに出会って徐々に思い出す感じ。勘・鉢屋＞雷蔵・久々知＞竹谷の順で記憶がある。

は・・・思ったより長くなった（・ω・`）
とにかくこんな5年がみたいです。

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泣きそうな顔して笑うな、と唐突に言われて頬をはさまれた。冷え切った頬にほのかな体温がひどく気持ちいい。僕、そんな顔して笑ってた？そう尋ねながら包まれた頬の筋肉を動かした。にっこり、ほら、ちゃんと笑えたはずだ。
だけれどどうしてか不機嫌そうな顔を崩さない留三郎は、泣けよ、と言った。なにそれ新しいナンパ？と言おうとした唇はどうしてかその音を紡げないで、代わりにぼつり、と足元に水滴が落ちていくのがわかった。

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火葬も土葬もしたくないな、と伊作がいった。なんでもないような口調で、包帯をきつくきつく巻き上げながら。聞き返すには締め付けがきつくて、タイミングを逃す。伊作は巻き終えた包帯の上にそっと唇を落として、死んでも僕の留三郎でいてね、と言った。

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くやしいなあ、と伊作がいった。なにが？軽く聞き返す。ひどく不満そうに頬を膨らませた伊作が、だって一瞬だって留三郎のことを知らないなんて耐えられないのに、僕達は共有していない時間が多すぎる、なんていうからあきれたため息をついて、これからそれ以上の時間を共有するだろ、と言ってやった。

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いーさっくん！と騒がしい声とともにイヤホンを引き抜かれたからじろりと睨み付けた。そんなことを気にしない笑顔を見せた小平太はそんなに一生懸命なにを聞いてるんだ、というから留三郎の声、だから早く返してよ、ととらわれたままのイヤホンの返却を求めた。
ドン引きを表情にするとこんなのだろうといった顔をした小平太がさすがの私でもそれは気持ち悪いと思う、だなんて言うから、僕が気持ち悪いのは留三郎のせいだから仕方ないでしょ、と答えてあげた。